れからは、君が時々、私に話しかけてくれるようになります。

でもそれ以上に、仲良くなってしまった、君の友達との方が話しが盛り上がり

いつも遠くのほうで、私と話したがってくれる好きな人が好きでした。

好きな人の友達は、当然、私の好きな人があの人だなんて知りません。

知らず知らずのうちに、私たちの距離は遠く離されていきました。

それでもいつだって君は笑顔で、私に「アメほしいなぁ」「ありがとう」なんて言ってくれて

いつまでもその余韻が残り、心地よかった。







君のために何でもしたかった、君のために笑っていた。

君と沢山話したいと思ったし、君のことを沢山知れて嬉しかった。

私に同意を求めてくる君に、そう思っていなくても同意した私。

つくづく流されてるなぁ、と、染められてるなぁ、と、頬を赤くしました。

それは夜だったから、君には知られずに済みました。

知られない分、沢山嬉がったし、沢山君を見ていた。

夜のたまり場が、とてもとても好きでした。







電車で会っても「おはよう」って言ってくれるし、電車を降りても「どこに住んでるの?」なんて

色んな話をしてくれた。時々人ごみであたる君の肩が、恥ずかしくて。

一緒に学校へ行った日もあったし、同じ道なのに、一言も言葉を交わさずに離れて歩いたこともあった。

その日の学校なんて授業なんてする気もないし、ずっとずっと君が頭の中をぐるぐるして

何度となく泣きそうになってこらえた。







それと同時に、いつだって自分から君に声がかけられない私にも悔しくて泣きそうになった。

気軽に声かけて良いだとか、今日は喋りかけてみようとか、そんなこと、沢山想った。

でもいざ君を見つけて、君に近づこうとすると、もうそこまでで、何もできなくなる。







何も言えなくて、何もできない。







そんな自分に苛立ったし、そんな自分が嫌いで、辛かった。

いつだって君には本音で話したことはなかったし、言葉のキャッチボールなんてできてなかったと想う。

いつも私が話しを終わらせるから、、、、だからきっと、君が遠くにいるんだよね。

緊張して、ドキドキするから、すぐ君の友達との話に耳を向けてしまう。

そっちの方が本音で話せるし、気兼ねなく笑えるし、何でも言えたから。

君には素直になればなろうとするほど、良く想われたくて、かしこまって

面白いこと言ってくれてもただ笑うだけ。

それで終わる。

悔しかった。初めから何もできなかったのに、何もできない上に何も話せない。

自分で自分を恨んだ。









またそれから2年が経った。

辛くて苦しかった。

仲良くなれた分だけ、重く辛さがのしかかった。耐えるのがやっとだった。


いつも一緒にいた友達とは縁が切れた、切られた。


好きな人との友達とも、変な距離のまま、もうそれから話す事はなかった。


好きな人ともたまに挨拶を交わすくらいの、顔見知り程度の仲になった。


私は何もなくなってしまいそうになった。


そんな時に来た、あの振られた時の悪魔の呼び出し。

気がおかしくなって、これから先生きていけるのかさえ不安になった。







「俺がお前を好きになることは絶対ない、でも一緒にいて楽しいから友達でいよう」







どうしてそんな言葉を言う好きな人が、今も尚、好きなのでしょうか。

振られたし、ひどいこと沢山言われたし、沢山泣いた。

思い出が溢れて泣いて泣いて、それをも君は少し微笑んで呆れていた。

そんな君が今でも好き。

どうしてだろう、君の性格は、私にとったら大嫌いな性格のはずだと思う。

自己中だし、わがままだし、頑固だし、好き勝手にして、人の話をあまり聞かない。

そんな君がどうして今も好きなのでしょうか。







やっぱり好きになるのに、理由なんてナイのです。







君じゃないと駄目なんです、ただそれだけです。


愛しすぎて、ごめんなさい。














*












めっさ前に思うままに書いた文章達です。

今の好きな人のことを言葉にするのはとても難しくてなかなか見つからなかった。

ただ溢れすぎてた。

君への想いが溢れすぎて、書きました。



2004 / 11 / 14 : めぐる









←back





SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送