私 と 好 き な 人 ‖ た だ 、 好 き だ と 言 い た か っ た




2003年10月01日、私は好きな人に振られました。





運が良いことに私の誕生日のちょうど2ヶ月前、忘れられるはずもありません。

3年半好きだった好きな人は、相変わらずその時も好きな人でした。





振られる3日前、その日も切なくて苦しくて泣きそうだった。

好きな人と上手く話せない、上手く表現できない自分が嫌いだった。

話しかけてくれる好きな人が好きで好きでたまらなかった。

そんな想いをいつものようにサイトに書いていた。

本当に全部、思ったまま、辛い気持ちを。好きな人に言えない気持ちを。





その時のサイト名は「いい日旅立ち」

ずっと続けたいと思った、山口百恵が好きだったし、気に入っていたし。

そんな振られる3日前、好きな人の友達と悪運にも私は同じクラス。

下駄箱だって同じ場所。いつものように挨拶をしたつもりだった。

でも少し違った。勘というやつだろうか。何かあると思った。

ソワソワした、何がどう起きるのか、気になった。

もしかしたらサイトがバレたんじゃないかと少し思ったりもした。

でもサイトに想いを綴ることが日課になっていた私は、その日もいつものように綴っていた。





まさかその勘が当たるなんて思ってもみてない。





振られる当日、何事もない1日が過ぎようとしていた。

学校が終わって放課後の部活をしに道具を持って体育館に行こうとした。

何度か鳴っていた携帯。マナーモードにしていたから気づかず、そのまま体育館に行こうとした時

私は3度目の着信が鳴った時に気づいた。

校門近くの学校の前で友達と立ち止まって知らない番号に私は出た。



「もしもし?」


「もしもし?」


「ん?」



好きな人だった。

びっくりした、なんで番号知ってるんだって。

それと同時に嫌な予感がした、指定の場所まで来てほしいと言われた時、行きたくなかった。

これから部活もあったし、友達と一緒にいたし。

なにより好きな人から聞く言葉を聴きたくなかった。

断ろうと思っていた、今は忙しいからと、用事があるからと、断ろうと思っていた。

でも、、、、でも、ここで断ったら、好きな人ともう関わることはできないんじゃないかと思った。

結局私は好きな人との関係が壊れるのが嫌で、友達や部活より、好きな人を選んでしまった。

今思うと壊れても良かったと思った。

壊れてしまえば、何も残らずスッキリすると思う。後悔した。

言われた場所に向かうと、好きな人は車の中にいて、助手席に座っていた。

運転席には好きな人の友達がいた。

2人っきりだと思っていた。

でも言えなかった、またそれで話がこじれるのが嫌だったし、どうせバレるんだし聞かれても問題ないと思った。

私は後ろに座って、スモークのかかった窓を見ていた。



「なぁ、絶対ビックリすると思うわ、言ってもいい?」


「いいよ」



だいたい予想はついていた、3日前から。呼び出されるとは思っていなかったけれど、覚悟はできていた。



「サイト見た」



普通にしてようと思った。でも普通にしていたら、何かがおかしくなると思った。

それは今でもわからない。君との関係がおかしくなると思ったから、私は知らないフリをして驚いた。



「嘘っ!!え??!なんで??」


「教えてもらった、友達から。」


「誰?」


「それは教えられない。友達だから」


誰がバラしたのかなんて聞かなくても知っている。

私とものすごく仲が悪い人というかグループというのだろうか。

仲が悪いと言っても、初めから悪かったわけではない。

私がいる場所じゃないと思って、自分から抜けたグループ。6人くらいだろうか。

私はもう記憶が薄くて忘れてしまっているけれど、好きな人のことを綴っているサイトを教えていたような気がした。

そこをバラされたのだ。





私を陥れるために、振られるのを笑うために。





好きな人に何を吹き込んだのか知らないけれど、全部、私が悪いんだという好きな人。



「あんなもんよく書けるなぁ、人に見せるもんちゃうやろ」



何度となく言われて、ゴメン、ゴメン、と繰り返した。

私の友達付き合いが悪いせいで、好きな人にも迷惑をかけてしまったことを。

好きな人の友達はずっとカーナビでテレビを見ていた。

友達が何も言わない人で、少しは救われたかもしれない。

2人で攻められたらもう私はきっと今生きていけないくらい抜け殻になっているだろう。





悪くない私は。今でもそう思う。

嘘を書いていたわけじゃない。本当のありのままを書いて何がいけないんだ。

でもそんなことが伝わるはずがなかった。





私は泣いた。泣いたというものじゃない。泣きじゃくった。

好きな人は普通だった。

そしたらちょうど、車が置いてある道はその悪かったグループの帰り道で

友達にバイバイと言って平然と私の窓ガラス越しに歩いていく奴らを見て

出て行って殴ってやりたいと思った。





あいつらは今頃笑っている。

私の話で持ちきりだろう。





「自分には悪いけど、自分の気持ちを受け止めることはできひん」





そんなことわかってた。

言わなくても知っていた。



「あ〜なんで今言うかなぁ・・・・」



私は少し諦めた感じでボソっと言った。



「他にもっと良い男いるって」



その言葉が一番優しくて辛い言葉だって知ってた??

君じゃないとダメだと言っている、良い男とか悪い男とかじゃなくて

君がいいんだ、君が好きなんだ。

その言葉は禁句だよ。良い人がいるなんて。

いくら良い人がいても好きになんてならないよ。だって君じゃないんだから。





好きな人は相変わらずわからずやで、どうしようもなくて、手がつけられない。

頑固で屁理屈で、納得することを嫌う君。

好きで好きでどうしようもなかった。

最後の方は疲れてきたのか、タバコを吸ったり、足を窓から出して座ったりしていた。





夜10時、私の携帯が鳴った。

部活が終わって帰ろうとしていた友達からだった。



「大丈夫?もう部活終わったんやけど一緒に帰る?」



本当は一緒に帰りたかった、泣きつきたくてしょうがなかった。

好きな人と一緒にいたくなかった。

でも降りようとした時に好きな人は「家まで送るわ」と言って

それと同時に友達が車を走らせてしまったので、降りれなかった。

もう降りれる場所にはいなくて、結局送ってもらうことになった。



「ごめん、送ってもらうわ、ほんまにゴメンな」



そう言うと友達は優しく「ううん、いいよ、じゃぁね」と言ってくれて電話を切った。

そこからの車の中は今までのが嘘のように好きな人と仲良く喋った。

抜け出したかった。会いたくなかった。早く降りたかった。

嫌で嫌でしょうがなかったけれど、何もないフリをした。

今までのことが何もないフリをして嘘をついた。

家について、部屋に閉じこもった。

泣くことすらできないくらい放心状態になった。

人間不信になりそうで、誰にも会いたくなかった。

学校なんて行きたくなかった。

でも行かないと、ダメな気がした。

行かないと、これからずっと行けない気がした。





学校行く時間だっていつもは30分で着くのに1時間もかけて行っていた。

足が進まないのだ。足が拒絶してしっかり前へ歩こうとしなかった。

それを無理やり学校の方へ向けて歩いていく。

辛くて仕方がなかった。

学校では普通にしていた。

何事もなかったかのように、、、。

気がつくと3日3晩、寝ていないし、何も口にしていなかった。

相当ショックだったのだろうと思う。

振られたことより元友達に裏切られたこと。

そこまでされる必要があるのかがわからなかった。





仕返ししたかった。復讐したかった。恨んでやろうと思った、呪ってやろうと思った。





でもしてもしょうがないと思った。

今でさえ何故か私が悪者扱いなのに、もっと悪くなる。

友達が「絶対良い死に方しないよ、あの人ら」

励ましてくれるのが救われた。

こんな友達がいて良かったと思った。



「私も初めからあの人ら好きにはなれへんねんなぁ、友達になる気もない」


「めぐるちゃんにやった分、あの人達に返ってくるから」



沢山沢山慰めてくれた。

それがあーちゃんと南。

感謝しても感謝しきれない。ありがとう。

今私が存在してるのはあーちゃんと南のおかげやから。

それからすぐサイトは閉鎖して、新しい場所を作った。

好きな人には「こんな場所作ってるわけがわからない」と言われたけれど

止められるはずもない、恋愛サイト。

今はココをヒッソリ運営しています。









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まだわからない人もいると思う。まだ足りないことも沢山あると思う。でももう覚えていない。

ただ好きな人はずっと好きな人だった。嫌いになれるはずもなかった。

振られたというか、振られるように話が進んだって感じで、何も言ってないのに振られた。

だから納得できなかった。結果が出てもう終わったのに、自分で許せなかった。

もう1度、今度はちゃんと自分の口から「好きだ」といおうと思っていたけれど

結局今まで言えずじまい。

そんな恋ももうすぐ4年が経ち、5年目を迎えようとしています。

きっとこれからも好きだろうと思う、永遠に運命の人だと思う。



でも諦めよう、忘れよう、終わらせよう。



私はもう十分頑張りました。





2004 / 10 / 01  めぐる












昔、このことを一通り書いたものが見つかったので一緒に載せておきます。

同じようなことを書いているけれど

昔の方が本当の気持ちのまま書いたので、コッチの方が正しいのかも・・・。

今読み返すと今でも怖いとか辛いとか思い出さされたテキストでした。

呼び出し / 人間不信 / 体育祭 / 携帯電話

* 携帯電話だけ、textをどこへやったのかわかりません。だから載せることができませんのでご了承下さい。

見つけたら載せたいと思いますので、それまで待っててね。








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